AWSエグレス制御の新潮流:EKSとクラウド全体のデータ流出防止
VPCルーティング拡張とマルチレイヤー防御で変わるAWSネットワークセキュリティ
AWSネットワークセキュリティに何が起きているか クラウド利用が進む中、外部へのトラフィック(エグレス)の制御はセキュリティ戦略の核心となっている。内部からの情報漏洩やマルウェアによるデータ持ち出しは、侵入対策と同等以上に重視されるようになった。 AWSはこの課題に対し、複数のレイヤーで応答している。一方ではマネージドKubernetesサービスであるAmazon EKSのコントロールプレーン自体のエグレスを、顧客のVPC経由でルーティングできるよう機能拡張した。もう一方では、クラウドワークロード全体を対象としたエグレス制御のベストプラクティスと、それを実現するアーキテクチャを体系的に公開している。 この2つの動きは独立しているように見えて、根底にある課題意識は共通している。「AWSサービス自体が生成するトラフィックも含め、すべての外向き通信を可視化・制御したい」というニーズだ。 なぜ今このタイミングか ゼロトラストアーキテクチャの普及とともに、「内側は安全」という前提が崩れている。コンプライアンス要件も厳格化しており、エグレストラフィックの監査証跡を求める規制が増えている。AWSの今回の動向は、こうした市場の要請に応える形での機能強化といえる。 参考記事 - Amazon EKS now supports control plane egress through your VPC
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